歯の限界
こんばんわ カメアリデンタルです。
先日、お口の中をトータルトリートメントさせて頂いている患者様の歯に、
限界が訪れました。
それがこの写真です。
大まかなこの一番左の歯の情報を書きます。
①18歳:激痛が起きてどこかの歯科医院を受診
よくわからないまま治療は終了。
②21歳:思い出したくない激痛で再度その歯科医院を受診
よくわからないまま神経を取られ、クラウンに。
③29歳:カメアリデンタルを受診。
その際に私が担当し、他の場所の治療を完了
この歯に関して・・・
『内部の状態こそ分からないものの、
非常に怖い状態です。無理やり直している感があり、
壊れる可能性があります。
しっかりとメインテナンスしましょう。』と説明。
約半年後、痛みを訴えて来院されました。
クラウンが土台ごと外れてしまっていました。
数日たっているので、中は汚れてしまっていますが、
誰が想像できたでしょうか?
患者様から嬉しい言葉をかけて頂きました。
『先生がおっしゃっていた歯だと思うんですが・・・・
割れちゃったんですかねぇ・・・・・』
予め説明しておいて良かったと凄く感じました。
彼女は、
「虫歯にしてしまう患者さんが悪い」という考えの歯医者さんにあたってしまったようです。
①の時点で、この歯が磨けていなかった事が予想できます。
そして、②の時点でも、到底磨けていなかった事が想像されます。
我々は「歯」のプロです。
その歯がどういう状態なのか
どうしてそうなったのか
次にそうしない為にはどうしたらいいのか
患者様にきちんとご理解いただかなければいけないのに・・・。
『先生が最初におっしゃっていてくださったので、大体想像がつきました』
そうおっしゃって彼女は笑って抜歯を了承して下さいました。
みなさん、歯の未来をご存知ですか?
僕たちの歯は小指の先ほどの小さな歯です。
そう何度も何度も治療出来る程の大きさではありません。
大事にしてあげて下さい。
健康な自分の歯が一番ですよ!