医師のつぶやき|葛飾区亀有駅近くの歯科医院「カメアリデンタル」

日常の事

医師のつぶやき

私の同期には、お医者さんになった友人が何人かおります。

その友人から案内された文章を紹介します。

書いたのは、ネット上にブログを書いている女医さんだそうです。

 

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これは公式の文書ではありません。

私個人の思いを綴るものです。
ですから、医療従事者としてはふさわしくない内容も含まれているかと思いますが、当直をしている現場の一医師の意見として参考にしていただければ幸いです。

患者さんの気持ちになって想像してみます。

朝から具合が悪い。
様子を見ていたけど夕方になって熱が上がった。
明後日はどうしても外せない予定がある。
なんとか明日中に治したい。
近くに夜でもやっている病院があるはず。
早く病院に行けば、きっと早く治るはず。
注射でも打ってもらって一気に治しちゃおう。

っていう感じでしょうか?

想像すれば、患者さんだって必死の思いで病院に辿りつく人が大多数だってわかっているつもりです。
でも、残念なことにそうではない人もいます。
遊びに行きたいから早く治してもらおう、とか。
薬を飲んでも治らないのは誤診じゃないのか、とか。

実際にあった例を守秘義務に違反しない程度に紹介します。

年末に実際にあった例。
若い男性で、昨日から熱があると来院しました。
インフルエンザを調べましょう、と言うと、「鼻に突っ込む検査でしょ?あれ嫌なんだよ。やりたくない。」と。
「それではインフルエンザかどうかわからないので、インフルエンザの薬は出せないですが、いいですか?(実際には例外もありますが)」と言うと、「それじゃあ来た意味がないよね。」と、ため口で。
で、なんとか話をしてインフルエンザを調べたら陽性でした。
それで、再度診察室に呼びこんで、「インフルエンザでした」と言うと、「それってどういうこと?」と聞くのです。
こちらも、ぽかーん、です。
薬の説明をして、外出ができるようになる時期について説明すると、「え?じゃあ初詣行けないの?マジかよ。なんとかならないの?」と・・・。
これだけの内容を処理するだけでも結構なストレスなのに、横柄なため口というおまけつき。
いまどきそういう人もいるんだあ、と呆れてしまいました。

以下の例は、全部本当にあった話です。

スカル4日前からの咳、今日になって38℃の発熱で救急車で来院した20代女性

スカル風邪が治る注射を打ってください、と言い、そんなのありませんと言うとそんなわけないだろうと怒る患者(風邪が治る薬ができたらノーベル賞がもらえますね、といつも返しています。)

スカル「夜間救急なのでくすりは1日分しか出せません」とお伝えしたうえでの来院なのに、「平日の昼間は仕事で病院に行けないから、もっと薬を出してくれ」と逆切れ気味に言う患者。
これはさすがに、「病院行かずに仕事行けるくらいなら救急外来に来ないでください」と思ったけど、言えませんでした(TωT)
具合が悪いのなら、仕事を早退したり、遅刻したり、休んだりしてでも受診できるはず。

スカル昼間に開業医を受診して、5日分薬を処方されているのに、「薬を飲んだのに治らない」とか「薬で熱が下がったけど、薬が切れるとまた熱が出る」と言って別の処方を求める患者。
これ、たいていの場合きちんとした処方がされていて、夜間救急で出せる薬よりよっぽどいい薬を飲んでいることが多いです。
風邪は1日では治りません。安静にしていれば自然に治るものです。
薬は風邪を早く治すものではなく、治るまでの間のつらい症状を少しでも軽くするためのものです。
それと、風邪の症状は経時的に変化します。最初のどが痛くても、だんだん咳が出たり、痰が出たりするようになるものです。決して処方を間違えたから違う症状が出たと思わないでください。

スカルとりあえず、点滴をしてください、と言う患者。
外来でできる点滴なんて、たいてい500ml位の水分と、缶ジュース1本分くらいのカロリーです。
口から飲めるならその方がよっぽど自然です(喘息発作とかめまいの点滴は別ですが)。
点滴は、針を刺す時に神経を痛めたり、むくんだり、胸がドキドキしたりといった副作用や合併症がないわけではないんです。
それから、本当に点滴で薬を使わなければならないような人なら、医者は入院を勧めます。
基本的に、点滴をして帰せるようなら、それはもしかしたら本当に必要な点滴ではないかもしれません。

スカル風邪をひきそうだから予防の薬を出してくれと言う患者。
えっと・・・。何の薬を出せばいいですか?
お望みのものをお出ししますが・・・。と言う気持ちでいっぱいです。
そういう場合、たいていPL顆粒とか葛根湯を処方します。
というか、これは日中開業医でよくないですか?

スカルもらっていた薬が終わるから出してください、と深夜に訪れる患者。
夜間は1日分しか処方しません。
日中の外来を受診してください。

スカル深夜に、健診結果の紙を持って受診。検査の予約をとろうとする患者。
できません。
日中の外来を受診してください。

今、思い出せるもので、こんな感じでしょうか。

以前にも書いたことがあるのですが、

胃腸炎や下痢は薬を飲まなければ1週間、飲んだとしてもそれが4~5日に縮まるだけと思ってください。すぐに治る薬はまずありません。一時的に症状を抑える薬はありますが、かえって治癒を遅らせてしまうことがあります。

インフルエンザは、基本的には熱が出てから24時間経たないと、検査結果があてになりません。とはいっても、48時間以上経つと薬の効果が出にくくなります。
つまり、熱が出て24時間くらい経った頃に来院されるのが最も効果的といえます。
インフルエンザが疑われる場合の受診は夜間でも構いませんが、受診するタイミングが早すぎると医者もなすすべがありません。

夜の救急は、昼間ほど、設備も人手も整っていません。
医者も1人しかいない病院がほとんど。
病棟で患者さんが亡くなりそうになれば、救急はストップになり待ち時間が生じます。
夜だから待たなくてよくて空いているのでは、という考えは間違いです。

基本的には、命に関わる重症の人や、入院が必要な人を診察する場所です。
当然、救急車がメインになり、救急車が優先となります。
歩いてこられる方にも中には重症の方が紛れ込んでいる場合もあります。
順番が変更され、軽症の方が後回しになる可能性があります。

どうかそれらのことを理解したうえで、救急外来を受診してください。
今、夜の外来で仕事をしている医者は、翌日も夕方まで通常の業務が待っています。
医者は患者さんのために、と思って医療をしようとしていますが、その気持ちをへし折られてしまうことが時々あります。
一生懸命にやっている自分が馬鹿らしくなる瞬間が、時々あります。
どうかそのようなことが少しでも減るよう、お互いに努力しあって、気持ちのいい診療にしませんか?
その方が、結果的には患者さんのためになると思うのです。

以上、現場で当直をしていて、夢や理想だけで医療は回っていかないんだと気付いてしまったひとりの医者のつぶやきでした。

 

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長かったですね。

ですが、非常に含蓄のある、先生のお言葉に感銘を受けました。

実際に私も 歯科ですが、似たようなことを経験したこともあります。

「二か月に1回くらいしかこれないけれど、どのくらい期間かかるの?」

と受付で質問を受けたこともあります。・・・年間6回です。

その時、処置を要する歯が2ケタありましたので、『2年以上です』とお応えしたところ、

治療に二年かかる歯医者なんて聞いたことが無いと、お叱りを受けました。

その時に受付にいた他の患者様が、私の援護をして下さったのがとても印象的だったので、覚えています。

 

 

歯科検診という言葉は、私が生まれる前から存在しています。

トラブルを未然に防ぐために。

トラブルを最小限に抑えるために。

カメアリデンタルでは皆様のお越しをお待ちしております。

 

 

 

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